飲み会の傾斜を計算して、
金額を貼り出さずに集める
傾斜の計算は、そんなに大変ではありません。 下のツールに合計と人数を入れれば、30秒で終わります。
大変なのは、そのあとです。決まった金額を、どう伝えるか。このページは、そこまで引き受けます。無料で、登録もいりません。
傾斜の計算
お店に払う合計と、人数を入れてください。切りのいい金額を出します。 きざみは100円単位(余りが小さい)と1,000円単位(数字がまるい)を選べます。 集まる合計が会費を下回らないように切り上げるので、幹事の持ち出しは出ません。
実際の集金表では、上の差を大きく、下の差は小さくつけています (10,000円・6,000円・5,000円のような形)。
合計と人数を入れると、ここに金額が出ます。
倍率や重みの入力は、ありません。実際に使われている集金表を見るかぎり、傾斜は「1.5倍」のような比率ではなく、「部長は2,000円多く」のような差の金額で決まっているからです。金額も、ほとんどが1,000円か500円のキリのいい単位。 1円単位の公平さを求めた集金表は、ありません。
つまり傾斜に必要なのは、厳密な公平さではなく、わかりやすさと気づかいです。 考えるのは「差をどのくらいつけるか」、それだけでいい—— このツールは、その形に合わせてあります。 主役や幹事から集めないときは、人数に入れないだけです。
とはいえ、傾斜のつけ方は会社の文化や事情にもよります。 このツールで表せない決め方なら、エクセルで計算してかまいません。 いちばん大変な「集める」ところは、名前と金額の列を貼り付ければ、そのまま集金さんが引き受けます。
実際の傾斜は、どうなっているか
集金さんで実際につくられた集金表では、およそ4件に1件が、役職や年次で金額に差をつけています。 その中身には、はっきりした型があります。
✓比率ではなく、差の金額
「上の人は1.5倍」のような倍率で決めた形跡は、ひとつもありません。「部長は2,000円多く」のような、キリのいい差額の足し引きで決まっています。
✓段の数は、2段か3段
2段(多め・ふつう)が最多で、3段(多め・ふつう・少なめ)が次点。それより細かい傾斜は、実際にはほぼ使われていません。差は1,000〜3,000円に集中しています。
✓上の差は大きく、下の差は小さく
3段のときは、10,000円・6,000円・5,000円のように、いちばん上とふつうの差を大きくつけます。下の段差を上より大きくした集金表は、ひとつもありません。上の人がしっかり出す形で、大半の人は真ん中の金額に入ります。
✓型は、上乗せか割引のどちらか
上乗せ型
割引型
部長や先輩の2〜3人だけ2,000〜3,000円多くする「上乗せ型」と、若手や学生だけ1,000〜2,000円安くする「割引型」。送別会の主役は、安くするより名簿から外して無料にするのがふつうです。
出所はいずれも集金さん調べ(実際につくられた集金表の集計)です。 お弁当のサイズやホテルの部屋代のような実費の違いは、傾斜とは別ものとして、 この集計から除いています。一人あたりの相場や支払いの速さなど、 集金表全体の数字は数字でみる集金にまとめています。
迷ったら、ふつうの人の額を先に決めて、上の2〜3人に2,000円だけ乗せる。 実際の集金表で、いちばん多い形です。
めんどうなのは、計算ではなく気づかい
「飲み会 傾斜」で検索する人が、計算のつぎに探しているのは「伝え方」「メール」「連絡」「案内」「お礼」です。 つまり、金額が決まったあとのことで困っています。
✓金額の一覧を、全員が見る場所に貼りたくない
「部長10,000円、課長7,000円、その他5,000円」。この3行をグループに送るのは、正しいのに気が引けます。かといって個別に送ると、人数ぶんの連絡になります。
✓多く払う人に、気をつかわせたくない
差があること自体は当たり前でも、それが数字で並ぶと意味が出てしまいます。お礼を言うのも、言わないのも、どちらも据わりが悪い。
✓少なく払う人にも、気をつかわせたくない
若手のほうも、自分だけ安いことが見えていると落ち着きません。気をつかわれていることが分かる、というのが居心地の悪さの正体です。
✓集金そのものが複雑になる
金額がばらばらだと、受け取るときに毎回「この人はいくらだったか」を確認することになります。合計が合っているのかも分からなくなります。
金額を伝えずに、金額を伝える
集金さんでは、それぞれの人に、自分の金額だけが表示されます。 部長の画面には10,000円、山田さんの画面には5,000円。 ほかの人がいくらなのかは、どこにも出てきません。
だから幹事が配るのは、URLひとつだけです。 金額の一覧を書いたメールも、個別の連絡も、いりません。
「人ごとに決める」で貼り付ける形
部長 10000 課長 7000 主任 6000 山田 5000 佐藤 5000

エクセルで傾斜を計算したなら、名前の列と金額の列をそのままコピーして貼れます。 主役や幹事から集めないときは、その人を入れないだけです。 あとから金額を直すこともできますし、URLは変わりません。
誰がいくら払ったかは、幹事だけが見ています
現金で受け取ったぶんは、名前をタップするだけで記録できます。 振込やPayPayで払った人は、本人が「払いました」を押すと自動で埋まります。 残りが何人でいくらかは、いつも画面のいちばん上に出ています。
まだの人がいても、誰が払っていないかは参加者どうしでは見えません。 催促の文面は幹事の画面で作れて、送るかどうかは幹事が決めます。 精算のあとはCSVでエクセルに戻せます。
プレゼント代は、選んでもらう
送別の品やお祝いのお金は、傾斜とはまた別のむずかしさがあります。 一律だと足りない。かといって人ごとに金額を指定するのは、さすがに立ち入りすぎる。 「出せる人は多めに」とだけ言われても、いくらが多めなのか分かりません。
こういうときは、金額の選択肢だけ出して、あとは選んでもらいます。


名簿はいりません。URLを回すと、開いた人が名前を書いて、この中からえらびます。誰がいくらにしたかは、幹事にしか見えません。少なくしても、多くしても、ほかの人には分かりません。
金額を書いて渡すより頼みやすく、「気持ちで」とだけ言うより集まりやすい。 そのあいだを埋めるやり方です。 プレゼント代やお祝いの連名なら、プレゼント代・お祝いの連名集金に、この集め方を詳しく書いています。
傾斜をつけることが多い集まり
年末の忘年会、年明けの新年会、異動の季節の歓送迎会。部署の旅行や合宿でも、役職で分けることがあります。 全員が同じ金額でいいなら割り勘の集め方のほうが早いですし、PayPayでまとめたいときはPayPayで集金するも見てみてください。
よくある質問
- 飲み会の傾斜とは何ですか。
- 役職や年次によって会費の額を変えることです。上の人ほど多く、若手は少なく。金額そのものは計算すればすぐ決まりますが、それを全員にどう伝えるかで悩む幹事が多い部分です。
- 傾斜をつけた金額を、メールやLINEでどう伝えればいいですか。
- 伝えなくて済ませる方法があります。集金さんで人ごとに金額を設定すると、それぞれの人には自分の金額だけが表示されます。「部長10,000円、課長7,000円」のような一覧を、グループに貼る必要がありません。案内はURLひとつで済みます。
- 傾斜はどれくらいつけるものですか。
- 実際に使われている集金表を集計すると、段の数は2段が最多で3段が次点、となりの段との差は1,000〜3,000円に集中しています。1.5倍のような倍率ではなく差の金額で決まっていて、3段のときは10,000円・6,000円・5,000円のように上の差を大きく、下の差を小さくつけます。倍率に直すと、いちばん上と下で1.3〜2倍程度に収まります。このページの計算ツールも、その形に合わせています。
- 傾斜をつけるのは失礼ですか。
- 役職や年次で差をつけること自体は広く行われていて、失礼にはあたりません。気まずさの正体は、差そのものではなく、差が数字の一覧で全員に見えることです。集金さんは金額が本人にしか見えないので、上の人に気持ちよく多めに出してもらい、若手にも気をつかわせない形で傾斜をつけられます。
- 男女で金額に差をつけてもいいですか。
- 職場の飲み会では、役職や年次でつけるのが基本です。性別で分ける慣例は場によるので、幹事がその場の文化に合わせて決めることになります。どう決めた場合でも、金額が本人にしか表示されなければ、差の理由を全員に説明する必要はなくなります。
- 多く払ってくれた人に、お礼をどう言えばいいですか。
- 金額が他の人に見えていないので、その場で改まったお礼をしなくても不自然になりません。個別に一言伝えるだけで済みます。全員の前で「◯◯さんに多く出していただきました」と言う必要がなくなります。
- 傾斜をつけないほうがいいこともありますか。
- 少人数だったり、役職の幅が狭いときは、一律のほうが早いです。全員同じ金額でも作れます。集金さんは金額の決め方には口を出しません。決めたあとを引き受ける道具です。
- 傾斜の計算はしてくれますか。
- このページの計算ツールでできます。合計金額と人数を入れて、差の金額を決めるだけです。100円単位か1,000円単位の切りのいい金額が出て、集まる合計が会費を下回らないように切り上げます。計算した金額は、ボタンひとつでそのまま集金表になります。
- エクセルで作った傾斜の表から移せますか。
- 移せます。名前の列と金額の列をコピーして、「名前 金額」の形で貼り付けるだけです。集めたあとはCSVでエクセルに戻せるので、精算や会計報告にも使えます。
- いくらかかりますか。
- 無料です。登録もインストールもいりません。ひとつの集金表は150人までです。集金さんはお金を預かりません。記録するだけの道具です。

本人にしか見えません。